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サイト凍結中と申し上げつつまた浮上して参りました管理人Mです、こんにちは。
前回のお知らせ以降も、多数のメッセージを頂戴いたしました。
勝手ながら個別の返答は割愛させていただきますが、皆様、本当にありがとうございます。
今回季節には全く関係のない小ネタを、お礼文として掲載させていただきました。
ログとして掲載する↓の文章は、元ネタがあの映画にもなった漫画です。
…実は私、この映画観てません(爆)<コミックスは全巻所持
DVDレンタルを待ってます。嗚呼すみません。
では、再び潜らせていただきます。最近リアルが多忙で…(涙)<PTA活動とか
別にこれで、いいじゃない。
*
メイドの数人がハマってるって聞いてから、読んでみた本。
気がつけば、全巻一気に読破してた。
んで、本日目出度く、映画鑑賞となったわけで。
「それにしても、最近珍しく読書に勤しんでいると思ったら……コレですか」
「いいじゃんか、別にお前に迷惑かけてないだろ!」
「ええ、まあ。それにしても『本格科学冒険漫画』とは……。随分大きく出ましたなあ」
シネコンのポスターを眺め、清四郎は複雑そうな表情。
そこに浮かぶのは、どう考えてもこれから観る映画に対する失望感で。
せっかく楽しみにしてるあたいとしては、水を差されるどころか水流に突き落とされる気分。
思わず頬を膨らませ、文句のひとつも言ってみた。
「ったく、お前そんなに文句言うつもりなら、一緒に来んなよ!気分悪いなあ」
「気を悪くしたなら済みませんね。でも僕はどうも、この手の話には首を傾げたくなるんです」
「……ったく。ホラ、行こうよ」
なおも気の進まない態度を隠しもしない清四郎に、正直物凄くムカつきながら。
あたいはチケット売り場へと、足を踏み出した。
……で。
無事席も確保して、お約束の山盛りポップコーンも準備完了。
あたいは片手にコーンを抱えつつ、隣に腰掛けた清四郎へと話しかけた。
「あのさ、清四郎。ひとつ言っときたいんだけど」
「何ですか、悠理?」
本日も、セーターにぴんとアイロンの効いたスラックスといういでたちの。
当然のように、高校生的な若さは欠片もない清四郎に、あたいは一言言い置いた。
「映画観てる途中で、一言でも余計な解説しようとしたら、絶対殴るかんな!」
「……はいはい」
「絶対だかんな!」
この態度では、こいつは最後まで画面を観ずに、途中で寝てるかもしれない……なんて。
そんな考えが、一瞬だけ頭を掠めた。
*
だって、予想外だろ?
周囲の客同様に、最後までじっくり観賞していたらしい、清四郎が。
「悠理」
「ん、何?」
「あの『○世紀少年』、全巻貸して下さいね」
───漫画読みたい、何て頼むのは。
虚構を嫌うはずの男の、心を揺さぶったんだから。
やっぱ、凄い。
だから読書は、本日も、漫画で決まり。
(掲載期間 2008.10.27~2008.11.10)
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当ブログへ掲載している作品は、小学生当時連載開始から読んでいた思い出の作品。数年前にちょっとだけ二次創作を綴っていましたが、いきなりブームが再燃しました。
更新ペースは超・いい加減でございますので、皆様どうぞご容赦を。