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3日にのろのろ復活宣言をさせていただきましたところ、たくさんのお客様にお越しいただけました。
本当に、ありがとうございました。
併せて、拍手コメントもたくさん頂戴し、本当に有難く拝読しております。
すっかりレスをサボってしまっておりましたので、今更再開も正直抵抗がありまして。
大変勝手ながら、今後原則としてレスを行わないこととさせて戴きたく思います。
申し訳ありません。
さて、せっかく12月になったのだから、それらしい文の一つも捻ってみよう!と思い立ち。
ア○ペンのCMソングでお馴染みの方の歌なども、繰り返し拝聴していたのですが。
ふと思いつき、勢いで書き上げた作品は……季節感の欠片すらございませんでした(嘆息)
どうかご容赦を。
そして更に、描写はないのですが、本日の作品シチュエーションは大人向けです。
ぶっちゃけピロートーク(爆)でございますので、苦手な方は閲覧をお避け下さいますように。
悠理一人称です。
タイトルは「加速する」……ということで。突っ走る感情を表現したかったのです。
どうか努力だけはお認めいただけると、う、嬉しいなあ……(弱気に退場)
止まらない。
もう、止められない。
『Accelerate』
いつも皆で、一緒だった。
一緒に馬鹿騒ぎして、笑って、時には背中を預けられる、大切な仲間だった。
そのはずだった。
……でも、一対一で向き合う事になったとき。
アイツの瞳の中に宿る、炎みたいに渦巻く感情を見つけてしまったとき。
自分も、気付いてしまった、から。
「悠理、眠ってしまいましたか?」
「……んーん……」
全身の倦怠感を堪えつつ返答し、ゆっくりと体を声の方へ向ける。
ナイトテーブルのスタンドが放つ仄かな明かりの中に、穏やかな笑顔が浮かんでた。
普段きっちり整えられたオールバックは、シャワーですっかり形を失い。
年相応の髪型の相手を見慣れてないせいで、不要な緊張感で固まって。
苦笑いと共に降ってきた唇を、頬で受け止めた。
「いい加減に、この髪型も見慣れて下さいよ」
「し、仕方ないだろ!あたいだって別に、好きで固まってんじゃないやい」
「まあ、そうでしょうけれどね」
清四郎は苦笑混じりの表情のまま、今度はあたいの額に唇を落として。
何が面白いのか、あたいの髪を弄びながら言葉を続けた。
「僕的には、今のお前を見るのも一興ですから、まあいいですよ」
「何で?」
「おや。わかりませんか?」
思わず発した疑問詞に、清四郎は片眉を上げていつも通りに笑うと。
あたいに覆い被さるように、耳元へ唇を寄せて。
吐息がかかるくらいの距離で、普段より低めの声で囁いた。
「僕しか見られないお前の艶姿なんですよ……堪能しなければ勿体無いでしょう?」
「……!」
言葉の意味は、今ひとつ理解できなかったけれど。
その声に滲ませた特別な色に思わず反応し、ぞくりと背筋を何かが駆け抜ける。
漸く静まっていた体に、灯る熱。
思わずきゅっと握り締めたシーツは、確かにまだ冷たいのに。
そして相手は、あたいのそんな変化を見逃すような男じゃなくて。
「悠理……」
「せ、清四郎………………っ、んんっ……」
有無を言わさず唇を塞ぎ、圧し掛かってくる重みと熱を。
背中に手を回して、受け止めるだけだった。
*
向き合う度に。
触れ合う度に。
貴方を好きに、なっていく。
もう、想いは、止まらない。
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当ブログへ掲載している作品は、小学生当時連載開始から読んでいた思い出の作品。数年前にちょっとだけ二次創作を綴っていましたが、いきなりブームが再燃しました。
更新ペースは超・いい加減でございますので、皆様どうぞご容赦を。