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皆様がお住まいの地域は、秋深まっておりますでしょうか?
こちらは近々降雪の予感です。
えー、本日は突発的な小噺で失礼します。
今朝視聴していたTV番組で、今日は「鍋の日」ということを説明していたんですよ。
鰹節やだしのメーカーさんが設定した日らしいですが、確かに鍋が美味しくなる時期です。
で、鍋から妄想したら、しょうもない小噺となりました。
ちなみに小噺タイトルで、○月×日編、とか書いておりますが。
次回作があるのかどうかは、全く以って不明の見切り発車でございます。
よろしくご了承くださいませ。
【追記】
拍手コメントでご指摘を頂戴しまして確認したところ、拙宅で掲載しておりましたメールのアドレスが当方の手違いによりエラーしておりますことが判明いたしました。
現在届いているメールの確認もできない状況で、大変申し訳ありません。
もしメールで何かお送りくださっているお客様がいらっしゃいましたら、お手数ですが拍手にてお知らせいただけますと、幸いです。
今日は何の日?(11月7日編)
放課後、英語の宿題を見てもらうために訪れた菊正宗家。
おばちゃんが、良かったら夕飯食べてってね、と笑顔で迎えてくれた。
「さて、手早く済ませましょうか」
清四郎の手助けを95%受けた甲斐があって、宿題はものの1時間程度で完了。
ありがとな、と礼を言ったところで、おばちゃんが飯の時間を知らせてくれた。
「悠理ちゃん、たくさん食べて行ってね」
おばちゃんが作ってくれたのは、見た目からして美味そうな寄せ鍋。
「お父さんも和子もいないし、材料たくさん買い込んじゃったの。悠理ちゃんが来てくれて、すごく助かるわ」
「ありがとうおばちゃん!うっまそー」
「がっつき過ぎて腹を壊さないよう、自重して下さいよ、悠理」
「へいへい、わーってるって。んじゃ、いっただっきまーす!」
にっこり笑顔で挨拶したところに、おばちゃんが具をよそってくれて。
いかにも美味そうに煮えた野菜と白身魚が、食べてもらうのを待っていた。
「あー、ホント美味かった!おばちゃんって超料理上手だよな」
「悠理に褒めてもらえたんですから、うちの母親も嬉しそうでしたな」
食後に清四郎の部屋で寛ぎながら、迎えの車待ちをしていた時。
たらふく美味い飯を食って上機嫌なあたいに、笑顔で答えてから。
パソコンの画面に視線を送った清四郎が、ほう、と声を上げた。
「悠理、今日は鍋の日だそうですよ」
「へぇー、誰が決めたんだよ、それ」
ちょっとだけ興味が沸いて、清四郎の隣に立つと。
「鰹節のメーカーですな。今日が立冬に当たることが多いから、と」
「なんで立冬?」
そもそも立冬ってなんだったっけ、と首を傾げると、清四郎は苦笑いしながら、あたいの頭を軽く叩く。
「立冬は、暦上の冬が始まる日です。で、冬になると、鍋の美味い季節になるでしょう?」
「……あー、なるほど」
だから鍋の味の決め手になる、だし作ってるメーカーが出てくんだな、と。
漸く納得できて、清四郎に確認すると、満足げに頷かれた。
ふと思いついた提案を、清四郎に持ちかける。
「なあなあ、明日ガッコで鍋やってもいい?」
「ま、誰も反対はしないでしょうな」
あたいの提案に、清四郎はふむ、と考えてから。
昼食ならば全員にメールで知らせておきなさい、と言ったので。
「んーん、放課後に食おうと思って」
知らせなくても大丈夫だと思う、と返答すると、清四郎が訝しげな表情になった。
「何を食べるつもりですか、放課後に」
「チョコフォンデュ」
「……なるほど」
おやつにぴったりというわけですか、と。
あたいの回答に清四郎は頷いて、笑った。
一日遅れだとしても、全員で美味しい気分になるってのは、楽しいだろ?
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当ブログへ掲載している作品は、小学生当時連載開始から読んでいた思い出の作品。数年前にちょっとだけ二次創作を綴っていましたが、いきなりブームが再燃しました。
更新ペースは超・いい加減でございますので、皆様どうぞご容赦を。