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今夜にも雪が降りそうだよー、と天気予報で言われております地域なもので、こたつもスタンバイしました。
自転車はもう無理です。
いつも皆様のご訪問や拍手、ありがとうございます。
勝手ながら返信は割愛させていただいてますが、ご感想や貴重なご意見ありがたく承っております。
これからも、よろしくお願いいたします。
さて、実はDeathTemper様(管理人:じんじゃー様)で明日から開催されます素敵な企画、「White Lovers Night!」(12月26日で閉幕いたしました)に無謀にも参加する事になりました。
詳細はサイトを直接ご欄いただければと思うのですが、豪華なメンバーがお揃いの素敵な企画でございます。
正直なところ、そんな所へ私めがお邪魔するのは、かなり気後れしまくりな感が強いのですが(滝汗)。
今回は、目を瞑ってやって下さいますようお願い申し上げます。ハイ。
で、企画に展示していただく拙文については、本日一応提出したので、いずれはサイト様にて展示となろうかと思うのです。(拙宅では展示を考えておりません。)
ご主催者様のご都合もおありですので、皆様気長にお待ちいただければ、と思います。
来週・再来週はちょっと久々にバイトに行ってきますので、更新はないかもしれませんが、拙宅でも何かクリスマス的なものを展示したいなー、とは思っています。
併せて気長にお待ちいただけますと、幸いです。
おまけにはまた、どうでもいい小噺添付してますが、お目汚しで恐縮です。
今日は何の日(11月14日編)
「悠理」
「ん?っと、わわ」
清四郎の声と同時に、あたいへ放り投げられたものを、咄嗟にキャッチ。
冷たい感触が、掌へじんわりと沁みる。
「何だよ急に。ん?」
見れば、オレンジジュースの紙パック。
「何これ、くれんの?サンキュ」
「風邪予防にはビタミンですからね」
喉も乾いてるでしょ、と訊ねられて、確かにそうだな、と素直に肯定。
空気が乾く季節だけに、水分補給は大事だ、と繰り返し言われてる事もあり。
いただきまーす、と早速ジュースに手をつけた。
「美味い」
「それは何より」
いつもの調子でにっこり笑う清四郎も、見れば同じオレンジジュース。
「あんがと、清四郎。でも何でオレンジ?しかもお前まで」
頭に大きく疑問符が浮かぶけど、清四郎は笑顔のまま、答えてはくれなくて。
あたいは首を傾げながらも、そのまま追求を諦めた。
「たっだいまー」
帰宅すると、珍しく父ちゃん母ちゃんも家にいた。
「まあお帰り、悠理」
「悠理、おめも飲むか?」
「……それを?」
思わず冷たい声で返し、ふたりをジト目で見てしまう。
笑顔満開のふたりの間には、オレンジジュースの入った大きなグラス。
2本がハート型に組み合わされたストローで、一緒に楽しむ辺り、相変わらずのラブラブっぷりで。
我が親ながら、本当にこっ恥ずかしい。
「もちろん違うだよ、おめにはおめの相手がいるはずだがや」
「相手?何の」
首を傾げるあたいを見て、母ちゃんが頬を染めて教えてくれた。
「日本じゃなくて韓国のお話なんだけどね、今日はオレンジデーなのよ」
恋人同士で一緒にオレンジジュースを飲む日なんですって!とはしゃぐ母ちゃん。
あーだから2人で一緒にオレンジなのね、と納得してから部屋へ戻って。
(………………ちょっと待て)
思い出したのは、学校でのアイツの不可解な行動。
飲んでる姿をほとんど見たことのない、オレンジジュースと。
あたいと同時に口をつけてた、タイミングと。
何よりも、わざわざ2つだけ用意してた、準備の良さと。
「───ま、まさ、か」
いや絶対偶然だ、よもやそんな事あるはずがない、たまたまだ、と。
心の中で激しく否定を繰り返しても、どこかで『違う』と囁く自分がちゃんといて。
心音が喧しいのと、顔が尋常でないぐらい熱いのとを自覚して。
あたいは、しばらく固まってしまっていた。
*
真偽の程は、如何に。
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当ブログへ掲載している作品は、小学生当時連載開始から読んでいた思い出の作品。数年前にちょっとだけ二次創作を綴っていましたが、いきなりブームが再燃しました。
更新ペースは超・いい加減でございますので、皆様どうぞご容赦を。