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更新が滞っていた間もご訪問下さっていたお客様方、本当に申し訳ありませんでした。
そして、5月23日中にアップしたかった駄文ですが、間に合いませんでした(爆)。
内容もアレですけどね。単にひたすらイチャコラしてるだけのふたりですけどね!
嗚呼もう、ちゃんとお話が書けるようにリハビリせねばなりません…。
またお題を探すべきなのかなあ、ふむむ。
とりあえず、一日遅れた残念な小噺をアップして消えます。
理屈抜きで、求めたい。
*
「っ、ちょ、清四、ろっ……」
荒い呼吸と潤んだ瞳の悠理が、必死に手を突っ張って、僕から身を捩る。
「駄目ですよ、逃がしません」
「……っ、ばかあっ……」
すっかり上気した頬を両手で包み、また、キスをひとつ。
熟れた果実のように紅みを増した唇へ、落とす。
切っ掛けなんて、忘れてしまった。
ただ悠理が、可憐に薦められたというリップグロスを軽く塗っていて。
唇の艶に誘われてだろうか、気づけば細い体を両腕に閉じ込めて。
一度触れれば、止まらなくなっただけ。
(我ながら、病気のようですね)
心中大いに苦笑いしつつも、繰り返す唇の触れ合いを止める気は、毛頭なくて。
僕の突然の不意打ちで始まったキスの嵐を、悠理は受け止めるだけで精一杯。
衝動を起こさせる原因だったグロスなど、既に取れてしまっているのに。
数を重ねたキスのせいで、その唇は余計に魅力を増している。
「や、も……マジで、無理ぃ」
熱い吐息を大きく吐いて、悠理がくたりと僕の肩へと崩れ落ち。
はっとして、慌ててその身を支えながら、抱き締める。
「すみませんね、悠理。無理を強いて」
荒い息を一所懸命整える彼女の頬をそっと撫でて、軽く唇を落としてみれば。
「……謝るぐらい、なら、最初っから、箍外すなよなぁ……」
こちらを上目使いで睨む目にも、言い返す声にも、力はない。
「許して下さいよ。僕はお前が可愛くて、愛しくて、仕方ないんですから」
「……っ、馬鹿やろっ……」
耳まで真っ赤になった悠理が、それでも僕に体重を預けたままにしてくれているから。
僕は更に愛しさが増して、どうしようもなくなって。
「愛してますよ、僕の悠理」
赤い耳朶をそっと甘噛みしながら、囁いた。
抱き締めたままの悠理の熱が、更に上がった。
*
ひたすらに、感情の赴くままに。
こんな愛し方をするのも、悪くない。
他の誰でもなく、貴女だから。
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当ブログへ掲載している作品は、小学生当時連載開始から読んでいた思い出の作品。数年前にちょっとだけ二次創作を綴っていましたが、いきなりブームが再燃しました。
更新ペースは超・いい加減でございますので、皆様どうぞご容赦を。