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気がつけば、拙宅開設して1ヶ月経ってましたね(汗)毎日更新できてました。凄いな自分(コラ)もとい、凄いな妄想力って…。ちょっと感激です。
これからもできうる限りは悪あがきしますので、皆様お暇なときにでも、たまにいらして下さいませ。
昨日アップした『ナツウタ』とタイトルは対、内容は続きっぽいですが、単独で全く問題なし。
管理人のやる気のなさが伺える一作です(爆)清四郎一人称。
一応夜中の枕話ですが、それっぽい描写は薄いかと。
…拙宅の駄文はまず描写がないので、最近お断りも入れていなかったのですが、どうなんでしょうか?
拙宅程度の表現でも嫌だ!と仰るお客様がおられましたら、コメントか拍手でお知らせいただけると幸いです。
きっと、貴女は。
幸せな夢を見ている。
『ナツユメ』
「………ふぇ?」
──何ですか、その間の抜けた声は。
思わず苦笑いをして、ベッドから身を起こした彼女を見やる。
スタンドの照明に映し出される、細身のシルエット。
先程散らした花弁は、この照明では見えないけれど。
寝ぼけ眼で目を擦りつつ、大きくひとつ欠伸をして。
焦点の今ひとつ定まらぬ目で、こちらをぼんやりと眺めて。
やがて。
「……せーしろー、だあ」
ほにゃあ、と。
花が周囲に飛ぶかと錯覚するような、笑顔。
ああ、そんなの反則じゃないですか。
そんなに可愛らしい笑顔なんて。
これ以上、どこまでお前を好きになればいいんでしょうね。
「せーしろー……」
何ですか?
「……、すき」
にっこりと微笑んで、白いシーツの世界へ戻って。
子猫のようにすり寄って、彼女は再び夢の中。
……言い逃げですか?
この真っ赤に染まった顔を、どうしたら良いでしょうね。
眠る悠理は、無垢な少女のままの寝顔。
……お前は今、安らいでいますか?
僕がいることで、安らいでくれていますか?
腕を広げて、眠る彼女を包み込む。
柔らかい温もりを全身に感じて、穏やかな気持ちで目を閉じた。
*
現実でも、夢でも。
共にあることが、幸福。
覚めないで欲しいぐらいの、夏の夢。
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当ブログへ掲載している作品は、小学生当時連載開始から読んでいた思い出の作品。数年前にちょっとだけ二次創作を綴っていましたが、いきなりブームが再燃しました。
更新ペースは超・いい加減でございますので、皆様どうぞご容赦を。